ジョン・レノンが育った家の、あわせて150個のレンガがインターネット上でオークションにかけられることになった。これはTV映画でジョンの10代の頃の撮影をしている際、米NBCテレビがリヴァプールはウールトンのメンローヴ・アヴェニューにある建物から手に入れたもの。
88歳になるその建物のオーナーは撮影が入ることを初めて許しただけでなく、多くの部屋にカメラを持ち込めるように階段の壁を壊すことも受け入れた。
「最初レンガなんてごみ箱に放り投げようとしたんですけどね、」脚本とプロデューサーを務めるマイケル・オーハラそう語る。「でも『ちょっと待ってくれ』って私は言ったんです。これはものすごくお金のかかっている映画だし、予算を超えてしまっていて、ひょっとしたら収入源になるんじゃないかと思ったんですよ。」「こんな考えはみんなで笑い飛ばしもしたんですけど、でも一晩考えてみたわけです」。
レンガは回収され、オークション会社に持ち込まれた。そして「厳重な警備のもと運ばれていきました」。
50年代におばもミミと一緒にジョンが育ったその家は、ビートルズが生まれた町を訪れるファンが必ずと言っていいほど足を止める場所である。
オーハラ氏によると、ビートルズが初期に演奏していたリヴァプールのキャヴァ―ン・クラブが取り壊された際には、約5000個のレンガが完売し、今も1個300ドルから500ドルの間で取引されている。
建物のオーナーは収益の50%を受け取り、一部は近くのストロベリー・フィールズ・チルドレンズ・ホームの寄付される。それ以外の残りは全て映画の予算に当てられるという。
オークションはNBCのジョン・レノンのウェブ・サイトで、11月15日から12月4日までの間に行われる。
BBC
News - Lennon's housebricks for sale
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