ジョン・レノンがイマジンを作曲したピアノが、ミュージシャンのジョージ・マイケルによって145万ポンド(約2億3000万円、210万ドル)で落札された。
落札者はピアノを英国内に留めると話しており、リバプールのビートルズ・ストーリー・ミュージアムに返還され
る望みを高めることとなった。ここ数ヶ月の間、このピアノは同ミュージアムのメイン展示物になっていたのである。
マイケルのスポークスウーマンは次のように語る。「自分の物となったその瞬間彼はすごく興奮して、後で何が起こるかなんて分かりませんでした。」
「彼はこのピアノを歴史の一部と認識していて、英国内に留めるたいと思っているのです。」
「彼はオークションの間は電話で参加していて、彼を応援してくれる友人と一緒でした。」
ミュージアムの館長であるシェラフ・ジョンストンはBBCニュース・オンラインに対して、今はマイケルからの電話を心待ちにしているところだと述べた。
「我々はまだ何も聞かされていない、電話の前で待っているだけです。」と彼女は言う。
サン紙によると、マイケルはこの有名な楽器に友人のロビー・ウィリアムズ、ノエル/リアム・ギャラガーらよりも高い値をつけたという。
Ms.ジョンストン館長はこうも言っている。「落札者の代理人たちはオークションの後、私のところに来て手を握ってみんなにこやかにしていました。」
「心から信頼できると思いました。」
ピアノ自体の落札価格は145万ポンドだが、マイケルはさらにオークション・ハウスのフリートウッド・オーエンにコミッションとしてさらにその15%を支払う。トータルで167万ポンドである。
オークションの前、Ms.ジョンストンは米国か日本のバイヤーがオークションを仕切ってしまうのではないかと恐れているの述べていた。
「ビートルズ・ストーリー(・ミュージアム)はできることならピアノを競りたかったのだけれど、うちは個人経営のミュージアムですし、同じ土俵には全く上がれもしませんでした。」
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