ジョン・レノン殺害犯最新インタビュー |
2000-09-29 |
マーク・チャップマン - ジョン・レノンに5発の銃弾を浴びせ殺害した男 - は、ジョンが自分の刑務所から釈放された姿を見たがっているだろうと語った。 彼はアッティカ州立刑務所で20年の刑期を務め、45歳になったわけだが、2000年10月3日に仮釈放申請のための審問に出席する。 チャップマンはデイリー・エクスプレス紙のインタビューに応じ、1980年、ニューヨークのジョンのアパート近くにおいて、彼を撃て、という声が頭の中で聞こえたと語った。 彼は、引き金を引く前まではジョンは自分にとって「アルバム・カバーの写真」にすぎなかったと言っている。 「ジョンは寛大な人だろうと思います。きっと僕のことを心配してくれているでしょう。」と彼は言う。「きっと僕が釈放された姿を見たがっていると思います。」
チャップマンがジョンを撃ったその日、彼はジョンとオノ・ヨーコがアパートの前でリムジンから降りて出てくるところに近づいていった。 「頭の中に声が響きました。『やれ、やれ、やれ、やれ』と。」 「僕は彼の背中を狙って5回、引き金を引きました。そうすると、僕の心の中の地獄のような何かがふっと解き放たれたのです。」 チャップマンは自分の罪が死刑に値するものだということを認めている。 しかし今、彼は20年間の刑期を務め上げたので、ニューヨーク州の法律により、仮釈放の資格を得たのである。もし審問によって彼に仮出所の資格があると認められれば、チャップマンは2000年12月までに自由を与えられることとなる。 ジョン・レノンは1980年12月8日、マンハッタンのダコタ・アパートメントの建物の外で銃弾に倒れた。 チャップマンは、もし自由の身になれたならごく普通の生活を手に入れたいと言っている。 「そうすることがどの程度困難なのかはわかりませんが、とにかく僕は再び普通の生活をしようとしてみるつもりです。新聞記事になるのはもうたくさんです。」 「ジョン・レノンのような人物を殺害してしまったからには、そんなにたくさん行き場があるとは思いません。」 なぜ罪を犯したのかと訊ねられて、彼はこう答えた。「僕は自分自身でない誰かになる方法を探していました。誰かから愛されるような。」問題は、人生や悩みについて父親と真剣に語った経験がないこと、それに父親の愛情を感じたこともないことだと彼は言う。
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