THE BEATLES ANTHOLOGY - BY THE BEATLES |
2000-04-03 |
『THE BEATLES アンソロジー』日本ではリットーミュージックから10月5日発売 アメリカでは75万部、イギリスでは35万部の予約をすでに取り付けているアンソロジー・ブックだが、8月11日からようやく日本でも予約が開始となる。 アンソロジー・ブックの日本における販売権はリットーミュージック(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:塚本慶一郎)が獲得、全国の書店、レコード店、またWEB上(インプレス・ダイレクト)でも予約を受け付ける。 詳細はリットーミュージックのTHE BEATLESアンソロジーWEBで。
リンゴが電話でのインタヴューの中でオールスター・バンドのことなどについて答えたが、アンソロジー・ブックについても発言をした。 「3人とも記憶は本当におぼろげです。」と彼は言う。「僕らはビートルズに関する事柄について、同じ質問を3人がみんな別々に訊かれました。それから全員が一緒に丸くなって座って同じ質問をされました。それを済ませた後で、埋められなかった空白を埋めるためにまた3人が個別にインタヴューを受けるんです。で、今度はそれらを全部読まなくてはいけません。それについて、ああ僕はこれは忘れちゃったとか俺はそっちを忘れたとか言うんです。」
今も健在でいるビートルズのメンバーの手によって書かれた新しい本は、ビートルズの解散についての疑問に終止符を打とうとするものだが、この本によると、グループを離れると最初に言い出したのは確かにジョンであったと言う。 「THE BEATLES アンソロジー」の中で - 今週その抜粋が英サンデー・テレグラフ紙に掲載された - ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリソン、リンゴ・スターは、ビートルズがリバプールのティーン・エイジャーからロック界の伝説となるまでの旅の記録を正しいものに改めようと企てている。 10月に英国や米国(及び日本を含む世界各地)で発売が予定されているこの本は、メンバー3人によって6年の月日をかけてなされた仕事であると、このプロジェクトを昨春公表した際にサンデー・テレグラフが発表した。ポール(57)、ジョージ(57)、リンゴ(59)は1200枚の大部分は未発表の写真をこの本のために集めたと同紙は伝えている。 今週掲載された抜粋の中で、ジョンがいかにしてグループを離れ、ヨーコ・オノとのレコードに向かったのかについて3人は回想している。ポールのことを解散に拍車をかけた人物と信じている人もいるが、彼は単に解散が決まってから数ヵ月後の1970年に事実を公表する役割を果たしただけなのだ。 「かれは僕に対してちょっと苛立っていた。それはきっと、解散を発表するにしろしないにしろ、ジョンは自分がその役割を果たしたかったからだと思う。」抜粋の中でポールはこう語っている。 またメンバーはドラッグの使用や、ハンブルグの貧民街、いわゆる赤線のレーパーバーンで演奏していた純情なティーンエイジャー時代についてもあからさまに語っている。「ハンブルグは実に驚きの連続だった」とポールは抜粋の中で語っている。「僕らがそこへ向かう前は子供だったけど、戻った時には・・・大人びた子供になってたんだ!」 「性的な意味合いにおいてもショックを受けた。」と彼は補足している。 バンドの重要な出来事についての意見もメンバーは食い違いを続けているということが本からは見て取れる。 「ジョンが『俺はやめるよ』と言った瞬間にバンドは終わったと感じた。」とポールは言っている。リンゴは反論する。「何とか続けていけるという可能性はいつだって残されていたはずだ。」という彼の発言を同紙は抜粋している。 メンバー3人の緊張が、解散後30年たった今も消えてはいないこともインタビューから分かる。 「ビートルズを利用するのがポールのやり方なんだ。」とジョージは言う。「今だって、もし彼がツアーを行う気になったら、彼はマスコミに3人がまた集まるとか何とかを都合よく話すんだってことだよ。」
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