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続々登場する新作についてジョージ・ハリソンが語る 2000-01-02

ジョージ・ハリソンはファン待望の「オール・シングス・マスト・パス」リイシューの詳細についてを、ビルボードに対し明らかにした。キャピトルから1月23日に発売されるダブル・アルバムは、ジョージのソロ作品の一連の新作及びリイシューの計画の一つとして出されるものだという。

「オール・シングス・マスト・パス」のオリジナルのリリースは1970年になされ、7週間ナンバー1の座につき、3曲のヒット・シングルを産んだ。今回のリイシューは新たにリマスターが施され、5つのボーナス・トラックを含んでいる。オリジナルのアルバム・セッションからの3つのアウトテイク、未発表のバラード「アイ・リヴ・フォー・ユー」、ジョージの過去作品の新しいヴァージョン「マイ・スウィート・ロード (2000)」である。このアルバムはビートルズの「1」に続いてリリースされるもので、「1」は3週間連続ビルボード200でナンバー・ワンになり、EMIによれば全世界で1800万枚を売上げたという。

「まったく驚くね。」ジョージはビルボード編集者ティモシー・ホワイトに向かって笑いながら言う。「最近の人気につけこんで、古い曲を引っぱり出してきて儲けようって僕が思ったんだからね!」

「オール・シングス・マスト・パス」の何曲かは1969年のビートルズの「レット・イット・ビー」のセッションでデモ録音された。

「きっと僕はそれらの曲を、ジョンとポールのいつもの作品に囲まれた中でレコーディングしようとしていたんだろうね。」ジョージはそう語る。「僕にとって、それは解散につながる大きな出来事だった。その場を離れ、自分自身のレコードを作り、それまでずっと蓄えてきた全ての曲をレコーディングすることができるようになるためだよ。」

ジョージは、アウトテイクやボーナス・トラックを含んだリマスター・ヴァージョンの次なるリイシューは「リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」と「ザ・コンサート・フォー・バングラ・デシュ」になるだろうという。また彼は、ワーナー・ブラザーズの全作品やトラヴェリング・ウィルベリーズとの作品もリイシューする予定でいる。 新曲からなるアルバムも、今年の11月頃には出るようである。

「『ポートレイト・オヴ・ア・レッグ・エンド』という名前で出ることは絶対にないよ。」とジョージは笑っていう。1999年のビルボードのインタヴューでジョージがホワイトに語ったこのアルバムのユーモラスな仮のタイトルに触れてこういっているのである。「かならず『ヴォリューム1』というものになるだろう。・・・・これが終りではないからね。」












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